著者カ行

: モルフェウスの領域(海堂 尊)

モルフェウスの領域_海堂尊

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内容紹介

桜宮市に新設された未来医学探究センター。日比野涼子はこの施設で、世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りについた少年の生命維持業務を担当している。少年・佐々木アツシは両眼失明の危機にあったが、特効薬の認可を待つために5年間の“凍眠”を選んだのだ。だが少年が目覚める際に重大な問題が発生することに気づいた涼子は、彼を守るための戦いを開始する。人間の尊厳と倫理を問う、最先端医療ミステリー!

感想

人間を人工的に冬眠させる「凍眠」、覚醒させる様子が描かれているが、水溶液に長く浸されていた人間をから水溶液を吐き出させ、意識を回復させる。リアルで将来はありそうな感じを受けた。
眠っている間も身体は少しずつ成長するが、精神は留まったまま。そのかわりに睡眠学習で知識を補うという、よくできたはなしだ。
官僚が作った法律のせいで、このシステムは1回限りになるとか、被験者のアツシの人権が守られないとかいうところの理屈が今ひとつ理解できなかった。アツシを守るために涼子が2番めの凍眠被験者になるという最後の展開は、理屈はよくわからないが心には響くものがあった。
作者の社会のひずみを訴えるという試みは、今回のテーマではかなりSFぽくって、現いつ離れしている感じもするが、ありそうな事かもしれないとの感想を持った。
(2018.05.21)

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: 心霊特捜(今野 敏)

心霊特捜(今野 敏) スポンサーリンク 内容紹介 エレベーターで男が死んだ。 被害者には心臓疾患があり死因は急性心不全、事件性は薄いとみる所轄署に“彼ら”は解剖をするように進言する。 結果、殺人の疑いが・・・(「死霊のエレベーター」)。 “彼ら”とは、霊が絡む事件を捜査する当別捜査班、(R特捜班)。 死んで行った者の哀しみに目を向け、事件の真相に迫る心優しき刑事たち、 思わず落涙する「人魚姫」など、著者の技がいかんなく発揮された連作警察小説。 感想 ブックオフの105円コーナーに並んでました。即買い。一日で読んでしまいました。 霊が絡む事件を捜査する特別捜査班、(R特捜班)、という設定で、死ん … 続きを読む

: ビギナーズラック(今野 敏)

ビギナーズラック(今野 敏) スポンサーリンク 内容紹介 男には闘わなくてはいけない時がある―人気作家・今野敏の原点がこの一冊に!ドライブ中、暴走族に囲まれた一組の男女。恐怖で身動きがとれず、恋人を目の前で犯されかけた時、情けなさが怒りに変わった。理不尽な暴力に対する激しい怒りだった。愛する者を守るため、男は立ち上がった。表題作をはじめ、単行本未収録作を含む六篇を収録したオリジナル短篇集。 感想 文庫オリジナル短編集。 男には戦わなくてはいけない時がある-- 人気作家・今野敏の原点がこの一冊に! 今野敏といえば、人間味あふれる主人公が活躍する作品が多く、つい夢中になって読んでしまいます。 初期 … 続きを読む

: ヘッドライン(今野 敏)

ヘッドライン(今野 敏) スポンサーリンク 内容紹介 報道番組「ニュースイレブン」の記者、布施。素行の悪さに目をつけられながらも、独自の取材で多くのスクープをものにしてきた彼が興味を示した女子学生猟奇殺人事件は、警視庁捜査1課第二係、黒田の担当だった。警察も知らない事実を布施が握っているらしいと感づいた黒田は、彼に張り付くことを決める。記者と刑事、異色のタッグを組んだ二人は、やがて事件に潜む大きな闇の核心に迫って・・・ 感想 今野さんの作品はいつ読んでも面白い。夢中になって読み終えました。 ストーリーの展開がわかりやすく、会話の部分では、目の前にその場面が浮かんできます。 刑事と記者がタッグを … 続きを読む

: クローズアップ(今野 敏)

クローズアップ 今野敏

クローズアップ(今野 敏) スポンサーリンク 内容紹介 週刊誌の記者が何者かに殺された。偶然その場に居合わせた報道番組「ニュースイレブン」記者の布施は事件直後の現場撮影に成功、翌日のニュースで映像が流される。一方、継続捜査を受け持つ捜査一課の黒田はある暴力団の組員が殺害された事件を追う中で、記者殺害との奇妙な符合に気付く。しかし、二つの事件を繋ぐカギは踏み込んではならない聖域だった……。大人気”スクープ”シリーズ第3弾。 感想 今野敏の作品は確かに芯に正義感が貫かれていて、読み終えてすっきりする。 警官と、暴力団と、テレビ局の記者という普通はライバル関係にあって不思議ではない、黒田と城町が布施 … 続きを読む

: アクティブメジャーズ(今野 敏)

アクティブメジャーズ 今野敏

アクティブメジャーズ(今野 敏) スポンサーリンク 内容紹介 警察庁警備局警備企画課の情報分析室、通称「ゼロ」の研修から戻った倉島警部補は、同じ公安外事課の先輩・葉山の動向を探るよう命じられる。同じ日、大手新聞社の大物がマンションから転落死した。倉島は、無関係に見える死亡事故と葉山に接点があることに気付くが……。国家を守る公安警察官の活躍を描くシリーズ第4弾。 感想 今野さんの作品は、状況がわかりやすく書かれていて、かつ、途中でそれまでの状況を整理してくれるので、読者は話についていくうえで助けになりとてもありがたい。この作品は、アクションシーンのない一見地味な内容。研修戻りの倉島警部補に与えら … 続きを読む

: あすなろの詩(鯨 統一郎)

あすなろの詩(鯨 統一郎) スポンサーリンク 内容紹介 「伝統の文芸誌『あすなろの詩』を復刊しよう」 --同じ志のもとに集まった6人の大学生たち。 小説家になることを夢見て、切磋琢磨する日々。 やがて芽生える友情、そして恋。 しかし・・・。 「あすなろの詩」が完成したとき恐るべき惨劇が待ち受けていることを、彼らは知るよしもなかった--。 希代のトリックスターが投げかける、かってない「挑発」! 「本格」青春ミステリー!!<文庫書き下ろし> 感想 中盤まで青春物語が続きますが、5人の大学生があすなろ荘に入ってからは、次々と殺人事件が起こります。 ミステリとはこれほど大胆に事件を起こし、そこにトリッ … 続きを読む

: 邪馬台国はどこですか?(鯨 統一郎)

邪馬台国はどこですか?(鯨 統一郎) スポンサーリンク 内容紹介 このところバーテンダーの松永は忙しい。 常連の三人がいきなり歴史検証バトルを始めてしまうので油断は禁物。 話についていくため予習に励む一方、機を捉えて煽ることも。 そつなく酒肴を供して商売も忘れず、苦し紛れのフォローを試み・・・。 またもや宮田六郎の独壇場か、幕引きのカシスシャーベットがお出ましに。 三谷教授はいつもながら従容不迫、おおっと静香が切札を出した! 感想 作者のデビュー作で歴史ミステリーですが、型破りなんだそうです。 何しろ、歴史であたりまえの事実として伝えられていることを、覆してしまうんですからね。 最初は、まさか … 続きを読む

: タイムスリップ森鴎外他(鯨 統一郎)

タイムスリップ森鴎外他(鯨 統一郎) スポンサーリンク 感想 「富士山大噴火」を読んで以来、気にしていた作家です。 ブックオフで見つけました。105円のが8冊も! 迷いましたが、全部買っちゃいました。 4冊読み終わり、5冊目に入りました。 読み終わったのが、以下の4冊です。 「タイムスリップ森鴎外」 明治の文豪森鴎外が、現代にタイムスリップしてしまう設定。大正から 昭和にかけて、多くの小説家が早死したことを題材にして、それはある作家が 背後にいたという、あるところ謎解きのような、ユーモア小説のような? 「なみだ研究所へようこそ!」 心の病を治すセラピストが主人公。素人っぽいのに、なぜか病気を … 続きを読む

: マグレと紅白歌合戦(鯨 統一郎)

マグレと紅白歌合戦(鯨 統一郎) スポンサーリンク 内容紹介 東京タワーのてっぺんに突き刺さった人間の死体・・・。 警察庁特命刑事・間暮誠は、その光景を一目見るなり呟いた。 --「見立て殺人です」 事件はそれだけに留まらない。 北は北海道から南は沖縄まで、日本全国で発生した二十一の奇天烈な殺人事件。 その一方、治安を乱す元凶として日本中から次々に消されていく歌謡曲。 見え隠れするのは謎の集団「ブラックローレライ」の影・・・。 「歌う警部マグレ」シリーズ第三弾。初の長編の舞台となるのは、なんと”紅白歌合戦! 歌謡史に残る数々の名曲が事件の謎を解き明かし、 勝敗の行方が日本の命運を左右する!?(解 … 続きを読む